人の目と私の目。

雪！雪！雪！積もってる積もってる！吹雪ー！ということでジャスティンとKinnear Parkへ行く。雪の日恒例でなんか写真とってまう。

雪とは全然関係ないんやけど、思いだしたことがあって。もおかれこれ１０年くらい前の夏、このパーク（雑木林）でジョギングしてたらさ、コン・コンかトン・トンか知らんけど、向こうの木の奥の方からなんか音が聞こえてくるわけ。このパークってば名ばかりで、ほんま雑木林。今でこそ市の人がちょこっとづつ手入れしてくれて開けてるけど、昔はほんま生え放題のボーボー。木も倒れ、そのまま放置状態。今はだいぶん減ったけど、それでもこのパーク＝ホームレスのキャンプ地でいつでも人から「あそこは危険だから行かないように」って言われる。でも行ってまう私。

話戻ってさ、コン・コンかトン・トンかタン・タンかしらんけどやっぱり聞こえるわけ。え？何なに？そういうんめっちゃ気になるやん。でもちょっと危険やから無視して走ってたわけ。でもやっぱり気になるからさチラッと見たわけよ。んならさ、んならさ、日本人。日本人がさ、倒れてる木を台代わりにタオルひいて空手チョップの練習。左・右・左・右と交互にチョップ。またこの木がええ具合な高さでさ倒れててかなりブットイ。ええのんみつけよったなって思ったわ。その木、ほんまにええ感じの木で私のお気に入りの腰掛やってん。

同じコース往復するから帰ってくるときにチラッ、また行くときにチラって。ああやってるやってる。「道場」以外にも自主トレか。やるなぁ～。そういうとこがオレ、お前の好きなところやねん。皆のみてないとこでがんばるやんお前。ほんま全然知らんその人、私誇りに思ったよ。しかもこんな場所で。泣けるぜ旅人よ。完璧ひそんでモクモクと叩いてる。なんかそういうの映画とかで見たことある。

そんなことこのパークでしかでけへんよねぇ。他のパークやと人の目があるしな。その点このパークはガラガラで、誰も近寄らん。でも私がおんねんなー。空手のチャンピョンとか目指してるんかなぁ～って大きなお世話。それとか「みかえしてやる精神」で、あいつの顔やこいつの顔を思いだしては「クッソー」みたいな。でも落ち着いて叩いてはったわ。

その人みたんその日一日だけやけど、日本帰ったんかなぁ～。私がチラチラ見てへんふりして見てるん知ってて、もおこーへんなったんかなぁ。私の目気にしたんかなぁ～。気にせんでまた来てくれたらええのに。でももおあの木、撤去されてないねん。ごめ～～～～ん。またええのん探しとくわ。それじゃぁ、また夏に会いましょう。