エクスタシー

パフォーマンス無事終了。
失神するかと思うくらいやばかった。
まぁなんとか持ちこたえたけれども。
そこらへんの意識だけはうしなわんように。
ほんま、やばいとおもった。
ほんまのほんまに、倒れるかと思った。
意識が朦朧として、体は自然に揺れだすし。
もお大変よ。
でもそこは水牛精神。
私ほんとよくがんばった。

私の任務は踊る薫さんの後ろで書のフレームもって立ってるだけなんですけどね。
まぁこれが大仕事で大仕事で。
パートナーのあおいさんも同じこと言ってました。
私たち同じゾーンにいたんですね。
私たち楽屋を抜け出してホールのトイレで練習しただけあるわ。
境地に追い込まれた素人二人みたいな。

否、も一人素人がいましてね。
素人といってもシアトル高野山の和尚なんですけどね。
リハーサルでは「最初に間違ってくれたら私気ぃ楽ぅ～」なんて言うてたんですけどね。
パフォーマンス中は応援の心でした。
「がんばれ！」みたいな、余計なお世話発信。
彼もそこはモンクの意地で落ち着きをかまし見事に持ちこたえてくれました。
もおそれからですわ、楽しくなってきたの。
冷え性の私、体ぽかぽかでした。

薫さんが前で踊ってて、お経よんでる人が横にいて、
ステージの後ろで書の額縁もってたってる二人がいて。
お客さんがいて、また「別のお客さん」もいて。
まる～く、ほんわり～とした空間とでもいいましょうか。
なんかほんとありがたかったです。

私しばらくおとなしいと思います。
でも、明日また怒り出すと思いますが。
もお寝ます。
それではまたお便りします。
母上さま。
一休～。